悲しみのコルチゾール
失恋、離婚、ペットロス……など、非常に悲しい事があった時、
人は病気にかかりやすくなるそうです。
大きな精神ストレスがかかると、免疫抑制作用のある『コルチゾール』が増加し、風邪などの病気にかかりやすくなるというのです。
コルチゾールとは、副腎皮質ホルモンの一種。
鬱病患者はこのコルチゾールが多いと言われています。
そしてこのコルチゾール、免疫のほかにも脳の短期記憶を司る『海馬』を萎縮させる作用もあります。
海馬は脳の部位の中でも、記憶、特に短期記憶に関わる場所です。
五感から得る情報はまず短期記憶として海馬に保存され、その後大脳新皮質で長期記憶になるのです。
うつ病、PTSD…。悲しみは人の心を苦しめるだけでなく、脳細胞と免疫にも打撃を与えるものなんですね。
体のためにも、一刻も早く心療内科へ。