健康豆知識

オキシトシンがもたらす作用

オキシトシン

 

オキシトシン。『愛情ホルモン』『幸福ホルモン』などと言われているホルモンです。
人と人との繋がり、交友関係、恋愛などに関係するとされています。

 

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オキシトシンとは

脳の下垂体後葉から分泌されるホルモン(ペプチドホルモン)で、心に作用し、『信頼する気持ちを強める』とされています。
また、性や妊娠出産、授乳にも深く関わっており、分娩時にはオキシトシンの分泌により子宮収縮を促し、お腹の赤ちゃんを産道へと導きます。

 

どんな時にオキシトシンが分泌されるのか

性的な状況によって分泌が促進されます。
オキシトシンの効果の一つに射乳作用がある事から、乳首への刺激により分泌されると言われていますが、乳首以外の場所への刺激でも分泌されるようです。

ポイントは、『ふれあい』。頭をなでてあげるだけでもオキシトシンは分泌されます。
親が子供をなでてあげたり、恋人同士のスキンシップなどのふれあいによりオキシトシンは分泌させ、人を幸せにするのです。

 

犬や猫などペットとの触れ合いで分泌

犬や猫、フェレット、馬など、動物とのふれあいでもオキシトシンは分泌されます。ペットを飼っている人は優しくなでてあげるといいでしょう。
事情によって飼えない方でも猫がお好きなら猫カフェでも猫とふれあえますしね。あまりしつこく触るとイヤがられてしまいますが…。

 

オキシトシンの効果

オキシトシンはヒトの社交性に作用し、『信頼』の気持ちを高めます。
子供は親とのスキンシップによって信頼を深め、親は子を大切に思い、恋人達は愛を深め合うのです。

また、協調性も高まるので仲間と協力する気持ちや、その人のために何かをしてあげたいという愛他的な気持ちも生み出します。

 

人見知り改善

人見知りなタイプの人がオキシトシンを分泌させる、またはオキシトシン鼻スプレー(点鼻薬/鼻の粘膜から吸収させる)を使用する事によって人見知りの改善効果が期待されています。

また、人の顔と名前をおぼえるのが苦手なタイプの人、または仕事の都合上多くの人の顔と名前を覚えなければならない場合。オキシトシンの分泌させ相手に親しみを持つ事により、より多くの人の顔と名前を覚える事が出来ると言われています。

 

アスペルガー症候群など自閉症の症状改善?

社会性、コミュニケーションの部分に障碍を持つアスペルガー症候群(高機能自閉症)の人はオキシトシンの濃度が低いという調査結果があります。
オキシトシン点媚薬を投与する事によって、協調性・社交性を生み出し、この自閉症の症状を改善出来るのでは…と考えられ、これらの研究がさかんに行なわれています。

 

オキシトシンにも副作用が

オキシトシンの分泌は『信頼』を生み出しますが、その反面、警戒心が薄れるので人を信じやすくなり、悪意のある相手だと騙されたり詐欺にあったりする危険も考えられます。
特定の人間に感情移入してしまう事によって公平な態度がとれなくなったり、贔屓の気持ちが強まる場合もあります。

また、オキシトシンはいまだ研究段階なのでオキシトシンが人間に及ぼす作用について未知な部分もあり、これからの研究に期待したいところです。

 

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