早く治したい、アフタ性口内炎

口の中に白く変色した小さな灰白色斑（アフタ）が出来てしまう、アフタ性口内炎。いわゆる一般的な『口内炎』です。
そのアフタ性口内炎の治療と原因。間違った方法をとっていないか、なるべく早く治す方法。
また、口内炎と間違いやすい症状についても。

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口内炎の原因…細菌感染と免疫低下による口内炎

通常なら唾液が細菌を洗い流してくれるのですが、なんらかの理由で唾液の分泌量が減っている時、口の中を咬んでしまい傷が出来た時、ストレスや疲労、睡眠不足によって免疫力が低下している時、口内が不衛生な状態になっている時などに細菌が繁殖し、炎症を起こして口内炎が発症しやすくなります。

また、ビタミンや鉄分の欠乏によっても口内炎の症状が発症しやすくなるとも言われています。

幼児・子供の口内炎

幼児や赤ちゃんが口内炎になっても口内炎が分からないので親に訴える手段もなく口の中が痛いままで、食事を食べなくなってしまう場合があるので気をつけてあげましょう。
いつも口の中を清潔に保ってあげたいものです。子供用のうがい薬も市販されています。

口内炎予防＋早く治すには？

口内炎は多くが口の中の細菌が繁殖する事によって起こるので、まずは細菌の繁殖を抑える事が大事です。
常に口の中を清潔に保つこと。

口内炎にはうがいが効く！

殺菌成分が入っているデンタルリンス、洗口液、うがい薬、これらのもので口の中をゆすぐブクブクうがいをする事によって細菌の繁殖を防ぎ、口内炎の予防、または回復を促します。
一日三回の食事の後と、就寝前にうがいをするのが良いでしょう。

ビタミン摂取で口内炎予防

また、口内炎治療のためにビタミン剤を摂取するという人がいますが、これはビタミンが欠乏している場合に有効なものなので、『ビタミンを大量に摂取する事によって口内炎が早く治る』というわけではありません。
口内炎に関わりが大きいとされているのはビタミンB2。
ビタミンB2はレバー、大豆、乳製品、卵などに多く含まれています。

口内炎の痛みを和らげ症状を緩和させるには

口内炎用の塗り薬、または貼って使う薬もありますが、多くはステロイド剤を使用していて、これらは口内炎を早く治すためのものというよりは痛みを和らげるものです。
口内炎の痛みのあまり食事が困難になるケースがあり、そういった時に有効です。

民間療法

梅干しを患部に塗ると良いといわれています。これは梅干しの殺菌効果のを期待してのものだと思われます。
また、はちみつを塗るといいとも言われています。
最近では口内炎の薬としてプロポリスが好まれているようです。

口内炎がなかなか治らない時は…

ガンなどの別の病気の可能性もあるので、念のために病院へ行って診てもらう事をおすすめします。
また、患部の炎症が悪化する『びらん性口内炎』の可能性もあります。

何科に行けばいいのか分からないという方。口内炎は口腔外科で診てもらえます。

口内炎と間違えやすい他の病気

口腔癌（こうくうがん）

口内炎に似た症状があらわれます。口内炎だと思っていても、それがなかなか治らない場合、または出血するなどのケースは口腔癌を疑い病院で診てもらった方がいいでしょう。

手足口病

赤ん坊や幼児に多い、ウイルス性の疾患です。
症状は発熱、口の周りと手足の発疹。夏に発症しやすいと言われています。

口角炎

これは唇の端に出来るもので、カンジダ（カンディダ）という常在菌によって引き起こされるものです。
免疫機能の低下やビタミンB2の不足によって起こるのは普通の口内炎と同じ。バランスの良い食事を。

口唇ヘルペス

唇に水疱のようなものが出来る口唇ヘルペスは、単純ヘルペスウイルスによって引き起こされます。

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